英語読書と、ときどき育児

読んだ英書の備忘録と、育児のあれこれ

ケモフレ!さいこう!

遅ればせながら、ケモフレいいよね。第二期楽しみだね!
最初に放送されていた当時、なんだか「すっごーい!」「フレンズなんだね!」というワードをネットでよく見かけた気はしてたんですよ。でも、その元ネタは何なのか、調べるまでにはいたらず。

そしてブームが少し落ち着いたころ、「ケモフレを見たひきこもりニートが外に出た話」を何かのまとめで読んだんです。そしたらめっちゃ気になっちゃってね。そんな影響力のあるアニメある?!ってね。
そして、ニコニコで無料公開されていた第1話を見てみて…

ものすごくゆっくり進む会話、
でもなんだか癖になるサーバルのリアクション、
クライマックスでの盛り上がり、
チラ見させてくる世界の謎、
次回への引きの上手さ…まんまと引っかかったのでした。

でも、金払ってまで続きを見るのは悔しいな…と思っていたところ、テレ東で再放送?!やるやんけ!!さすがテレ東やんけ!ということで全話録画して見ました。

最終話、泣きました。最高です。
もちろん面白いのは最後だけじゃなくて、やっぱり次への引きがとにかく上手い!まるで週刊連載のマンガを読んでる気分。
「みんなちがって、みんないい」を全力で伝えてくれる、超ハッピーなアニメ。そりゃ引きこもりニートも外出てみたくなるよ。
あなたには苦手なこともある、でもあなたにしか出来ないことがある、あなたにも価値がある、とフレンズたちが教えてくれました。なんか明日からまた頑張れる気にさせてくれる、素敵な世界。

育児と仕事で荒み切った心に、爽やかな風が吹き抜けていきましたよ。

とりあえず主題歌と劇中歌はitunesで買って、もう狂ったようにリピートしています。
どったんばったんお・お・さ・わ・ぎ~~~

 

アニメを全話ちゃんと見たのって、本当に久しぶり。最後にちゃんと見たテレビアニメって何だっただろうか…アクエリオン

 

ブルーレイ&解説本欲しいな!

 

 

me before you が与えた衝撃

恋愛映画はたぶん片手で数えられるくらいしか観たことないんだけど、そんな人間が言うのも説得力ない話だけど、これまで観た恋愛映画の中で一番面白くて、感動して、すごくすごく引きずった。一週間くらいは映画の結末がズーンと心にのしかかって、喪失感がすごくて、もしウィルやルーが自分だったら?旦那だったら?子どもだったら?とか考えて止まらなかった。悲しさと悔しさ、でもどこか爽やかさも感じる、恋愛映画の枠を超えた生と死の物語だと思う。原作は世界的なベストセラー小説だっつーから、早速読んじゃうよね。結果、映画以上に泣けたかもしれない。あまりにハマりすぎて2日くらいで読んじゃった。

映画では描かれなかった、お城の迷路でのルーとウィルのやりとりが印象的だったな。迷路の奥で泣いてるルーのところに駆けつけたけど、動かない腕に苛立つウィル。終盤で、ウィルが決断を変えないことをルーに伝えた時の心情につながる、大きな出来事だったと思う。そしてお互いの心の中の、底の方で蓋をしてた黒い部分をさらけだしあって、友情を超えた絆のようなものができていく。

最終的には家に住み込みまでしちゃうし、映画で見るよりも2人の距離は精神的にも物理的にも近かったんだなと分かる。それを踏まえて読むラストの展開は、ずっしり重かった。クッソ辛かった。でもだからこそ、最後のウィルの手紙の言葉が沁みる。

live boldly.

push yourself.

don't settle.

just live well.

just live.

もうね、座右の銘にします。

映画も小説も、もう一回観たいし読みたい。たぶん何度でも観たくなるし、読みたくなる。そういう引力のある作品だと思う。

この手紙というか、タイプライターソフトもいい仕事をするんだよね。ルーが設定したソフトで、文字を書けないウィルの言葉や気持ちが、形として残っていく。手紙でも、言い回しがウィルらしくて、そういうところもいちいちジーンとしちゃうよね。

 

現代の若い男女が多く登場する話だから、会話文の言い回しも今風で、冗談めかしたやりとりや、嫌味や、言い争いも多くて、これまでLOTRをがっつり読んでた人間にはとても新鮮だった。テンポ良くて面白いし、俗語的な表現の勉強にもなった。まだ覚えてるのは、

bloke

piss off

don't push your luck

とか。

現代小説って面白いなと思わせてくれた一冊。でも続編は面白くないらしいので、今の綺麗な終わり方のまま、この作品の思い出を心に留めておきたいと思います。

 

 

Me Before You

Me Before You

 

 

 

布おむつの吸収体いろいろ

カバーから入ってハマった布おむつだけど、吸収体も種類があって、たたみ方次第で応用ができたりと、意外と奥が深くて面白いです。

 

ドビー織り

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最初に買ったのは、ドビー織りの輪オムツ30枚。その名の通り輪っかに縫ってある細長い布で、赤ちゃんの体に合わせて折って使います。吸収性がよく、乾きもよくて肌触りもナイスな一品。まずはこれでしばらく回してたんですが、オシッコの量が増えると2枚使いするようになり、足りなくなってくる。

 

モスリン

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そこで追加したのが、海外で使われている布オムツ、モスリンを20枚くらい。disanaとpopoliniを買いました。これは正方形で、ぱっと見は無地の大きいふきんみたい。輪オムツのように長方形にしたり、三角折りにしてパンツみたいにして、スナッピーっていうオムツ留めを使って固定することもできる優れもの。寝返りを始めるまでは、カバーせずに三角折りしたモスリンとスナッピーだけで過ごしてました。すぐにオシッコに気付けるし、通気性もいいし。

このモスリン、生地が割とフンワリ分厚いので、吸収力では輪オムツより上です。コットン自体の天然の油分があるぶん、肌触りは最初は固めなので、何度も洗ってだんどんと本来の柔らかさが出てくる感じ。洗うと少し縮むので、70×70サイズがちょうどいいです。生地はdisanaのが薄め、popoliniの方が厚め。

 

あと布オムツのすごいところは、お日様に当てればウンチの黄ばみが消えること。胆汁の色だから、紫外線で分解されるのかな?

最初はソフライナーからはみ出たウンチを洗面台でいちいち落としてたけど、洗面所とトイレを往復するのが面倒になり、最近は便器に汚れオムツをいれて水を流しながら落として(これが意外に十分落ちる)、そのままトイレに置いてあるバケツにつけおきしています。バケツには風呂の残り湯を入れ、洗濯洗剤と重曹、アロマオイルを混ぜておき、気持ち程度の臭い対策を。

洗濯機に入れる前に、これまた残り湯で何度かゆすいで、もみ洗いしてから、他の洗濯物と一緒にポイー。最近の洗剤は優秀なんで、臭い移りなんて全然しません。

布オムツは洗濯や畳むのが手間と言われるけど、布オムツを干して畳むのって、やってみると意外と癒しです。なんでかな…やっぱりこんだけ替えてやった!っていう達成感かな。終わりも成果もなかなか見出せない育児という仕事に追われる中で、唯一わかりやすい成果が、替えた布オムツの数なんでしょうね笑

Hobbit / J.R.R.Tolkien

映画は1作目しか見てなかったけど、LOTRを読み終わった勢いで、次に着手したのがこの本でした。

子ども向けの小説なだけあって読みやすいし、途中でトラブルに巻き込まれたときは上手くトンチや機転を効かせて解決したりと、小さな盛り上がりの山がいっぱいあって飽きさせない。

LOTRを知っている人なら、「あぁ〜あの時のあの場所ね!あの人ね!あのアイテムね!」的な繋がりを楽しむこともできるし、さらにおすすめ。

 

この物語を読んで、ビルボに対する見方が変わりました。LOTRではエルフやドワーフからの信頼が厚くて、でもその理由は多くは語られないし、登場シーンもそんなに多くないから、なんなら指輪への執着が捨てきれないヤバイオヤジだな…と思ってたけど、『Hobbit』での活躍や立ち振る舞いを知ると、なるほどなぁ〜と納得できます。この物語があってのLOTRであり、ビルボあってのフロドであり、あの旅路なんだと腑に落ちた。

 

でもこの短い話をよく映画では3部作にしたなぁ…確か、原作には出てこないレゴラスとかも登場するんだよね。全作がブルーレイで出たら、観たいと思います。

 

 

 

The Hobbit

The Hobbit

 

 

 

 

布おむつのカバーいろいろ

布おむつを使い始めたのは、子どもが生後2カ月になった頃から。産後の体もまぁまぁ回復し、24時間授乳マシーンであることにももはや諦めの境地に達し、そろそろやれるかな?と思ったので、始めました。

いざ、やってみたらそんなに大変でもなく、むしろ紙オムツ使ってる時の「あぁ〜1枚20円!」っていうケチくさい感覚に縛られることがなくなり、ベランダでたなびく大量のオムツ達に妙な達成感を感じ、ドンドン楽しくなっていきました。

でもいちばんハマった理由は、なんといってもカバーの可愛さ!特に海外製のやつが可愛い!めっちゃかわいい!カバーが使いたいから布おむつ使ってると言っても過言ではない。

 

ナイロンカバー

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最初に使ってたのは、グローヴィアっていう外側がナイロンのおむつカバー。プリント柄が可愛くて、柄違いで4枚くらい買いました。離乳食始まる前のゆるゆるウンチには、ガンガン洗濯機で洗えるナイロンタイプが気楽でいいと思います。乾くのも速い!ただ、サイズ調整もできるので長く使えるんだけど、だんだんマジックテープがアホになっていくので、子どもに知恵がついてくると自分でバリッと外すようになります。でも上からズボン履かせちゃえば問題ないので、1歳3カ月になった今もたまに使いまます。

 

ウールカバー

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寝返りをするようになり、オムツ替えの難易度が少し上がった頃に追加購入したのが、ウールのパンツタイプのオムツカバー(Mサイズ)。ラヴィーバムズと、ディサナのウールソーカーを1枚ずつ使ってました。ウールは素材自体に撥水性と消臭機能があって、あんまり洗わなくても使えるのでラク!(ナイロンのやつは1日でめちゃ臭くなります)あとパンツタイプなので履かせるのもラク!ただしユルうんこがベッチャリいった時は地獄です。サーっと水で流せば大抵は落ちるけど、洗濯機にポイできないので手洗い必須です。そして乾くのに時間がかかる。撥水効果を維持するために、ウール専用のラノリン石鹸も必要。

でも、履いてる姿はとにかく可愛い!赤ちゃん感が満天!ウールソーカーは膝くらいまで丈があるので、ズボンみたいに使えるのも良い。使ってみると、面倒さよりも便利さの方が際立つアイテムだと思います。

 

そして伝い歩きが上達し、4〜5歩なら歩くようになると、Mサイズのカバーだといつの間にかハンケツだったり、ずり落ちたりしてることが多くなりました。なのでLサイズのラヴィーバムズと、アリストクラッツのカバーを買い足し、初めてオムツバンドなるものも購入!

このオムツバンド、もっと早く買えばよかった!ってくらいめちゃ便利。フルチンのままハイハイでどこまでも駆けていくようになり、オムツを待って追いかけるとキャッキャ言いながらスピードアップするもんだから、オムツ交換が激しくストレスだったけど、これがあればササッとオムツを挟んでとりあえず固定することができる。そんで掴まり立ちしたらすかさずカバーを履かせれば一丁上がり!中でオムツもズレないし、重みでカバーごと脱げることもないし、最高です。

どうしてもオムツと共に湿っちゃうんで毎日洗濯は必要だけど、動き回る子には必須アイテムだと思います。

 

保育園に行き始めたら布おむつ止めるかな〜と最初は思ってたけど、保育園で紙オムツを大量に消費するので、やっぱり家ではもっぱら布おむつになりました。節約目的というよりは、保育園に持ってくオムツには記名が必要なので、せっかく名前スタンプ押したオムツを家で使うのもったいない…というだけのめんどくさがりだからです。

 

The Lord of the Rings / J.R.R.Tolkien

ファンタジー小説の金字塔!

中学か高校の頃、翻訳版を読んだときはそこまでピンとこなかったけど、そのあと公開された映画を観てどハマりして、初めて映画雑誌とか買っちゃったぐらい好きになった、思い出深い作品。

ハリポタを読み終わったら、次はこれと決めてました。すごく長いけど、グイグイ引き込まれて全3部を一気に読んだ。もっと早く英語で読めばよかった。

英語ならではの表現、リズム、ニュアンスの美しさや格好良さで溢れてて、そしてとにかく物語の奥行きが深い。祖先の伝承や系譜、それぞれの種族や国の歴史が語られ、歌や詩が随所に散りばめられ、本当にこういう世界がありそうなくらいに作り込まれている。

そして一人ひとりの登場人物の背景に厚みがあるから、祖国や友のために進み、戦い、裏切り、散っていく仲間達の想いにグッときて…ファンタジーなんだけど、なんかリアリティがすごいんだよね。

 

一番好きなのは、『王の帰還』でのペレンノールでの戦いにローハンの騎馬隊が到着して、セオデン王が騎士たちを鼓舞し、敵軍に突撃していくシーン。映画で観ても、本で読んでも、マジのガチで震えるかっこよさ。映画だと、角笛の音とローハンのテーマ曲が相まって、こっちまで武者震いが止まりません!セオデンの演説がまたかっこいいんだよね。そして、英語だからこその力強さと悲壮感がある。生きて帰れない戦いに赴く、ローハンの騎士たちの覚悟が泣ける。あーもっかい読みたい、見たい。

物語のジャンルはファンタジーだけど、ハリポタみたいに魔法がビュンビュン飛び交う戦いではなく、剣や弓、斧や槍、鎧と盾でぶつかり合う肉弾戦ばかり。だから、より強さ、弱さ、痛み、死、生を感じるところが好きです。そしてガンダルフが助けに来たときの安心感半端ない。笑

でもガンダルフもあんまり魔法使わないで、杖でブン殴ってること多いよね。武闘派ジジイだよね。

 

印象に残ってるフレーズは、“lo!” 。見よ!的な意味の昔の言葉らしく、舞台みたいな大袈裟感が面白くて覚えちゃった。

長いんだけと、またしばらくしたらもう一回読みたくなってしまう、本当にすごい物語だと思う。今度は固有名詞とか地図とかの解説を片手に読もうかな。

 

 ↓3部作セットがコスパ良し!

 

The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring, The Two Towers, The Return of the King

The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring, The Two Towers, The Return of the King

 

 

 

 

Harry Potter 1〜7 / J.K.Rowling

 初めて手を出した英書は、ハリーポッターシリーズでした。ちょうど2年前くらいかな。

理由は、映画を全部観てたから、そして翻訳版も5巻くらいまで読んだことがあったから。大体の展開を覚えてたので、文脈を理解するのもラクでした。たぶん3〜4カ月くらいかけて、全巻ぶっ通しで読み切った気がします。

 

個人的に一番好きなのは、3巻。 『Prisoner of Azkaban(アズカバンの囚人)』です。

ハリーの名付け親であるシリウスや、ルーピン先生など、重要な(私が好きな)大人キャラが多数登場し、例のオハコの呪文、エクスペクト・パトローナムを覚える話なので、この本のエピソードが全体の中での一つのターニングポイントになってると思います。

そして、全巻を通して、唯一鳥肌が立ったシーンがあるのも、3巻。終盤で、ハリーが自分の出したパトローナムを見て、“Stag.” (雄鹿)と呟くところ。それまでの色んな伏線が繋がって、ぞわわ〜っとなりました。3巻はタイムリープ的な要素があって、謎解きが面白いところも好きです。

 

このstagと、insult(侮辱する)の2ワードは、ハリーポッターで覚えた単語として強烈に残っています。insult、ちょいちょい出てくるんだよね。ハリーポッターのテーマの一つに、純血と混血の差別というものがあると思うんだけど、それに絡めた言い合いとかでよく見かけたので、覚えてしまいました。日常であんまり使いみちがないけど…笑

そういうしょうもない語彙が増えるのも、読書の醍醐味だなと思います。

 

ファンタスティックビーストも、小説があったらいいのになー!

 

↓表紙のデザイン、変わったんだね!

前よりおシャンティーになった。

 

Harry Potter and the Philosopher's Stone

Harry Potter and the Philosopher's Stone